厳しい暑さが続く中、水不足のリスクが高まってきた。西日本豪雨以降にまとまった降雨がなく、
香川用水などの水源となる早明浦ダム(高知県)の貯水率はじりじり低下。8月に入って平年値をすでに下回った。
ダムに入る水量が限られることから、今後は貯水率が急低下する恐れがある。

 四国地方整備局などによると、早明浦ダムの貯水率は3日午後5時で78.5%。平年の82.5%をすでに下回っている。
1日2ポイント前後のペースで低下する一方、今後、まとまった雨が降る予測はない。このまま降雨がないと、
単純計算で取水制限の目安となる60%まで10日程度で達する見通し。

 2016年の渇水時には8月3日(午前0時)に73.7%あった貯水率が9月には30%台に低下。その間に供給水量をしぼる1次、2次の取水制限をした。

 四国内の主要ダムの貯水率は西日本豪雨で満水状態となり、現時点では満杯か平年並み程度だが、同様に急低下する可能性がある。

日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3378543003082018LA0000/