高須院長の請求棄却=「CM陳腐」名誉毀損せず−東京地裁
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018042300843&;g=soc

 美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長が国会発言でCMを中傷され、名誉を傷つけられたとして、民進党などに1000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が23日、東京地裁であった。河合芳光裁判長は「発言は原告の社会的評価を低下させるものではなく、名誉毀損(きそん)に当たらない」と述べ、高須院長側の請求を棄却した。同院長側は控訴する方針。

 判決によると、2017年5月、当時民進党に所属していた大西健介衆院議員(希望)が「医療分野では原則広告が禁止で、非常に陳腐なCMが多い。皆さんご存じの『イエスまるまる』とクリニック名を連呼するだけのCMがよく見られる」と発言した。
 河合裁判長は、発言は高須クリニックのCMを指すと指摘したが、「CM一般に向けられた発言で、原告の医療機関に評価を加えたものではない」と判断した。(2018/04/23-17:25)