縄文時代の痕跡はあるか
http://blog.livedoor.jp/bfr4cadg/archives/2076537.html

◆竪穴式住居

「埼玉県北足立郡新郷村
鳥居龍蔵が初めて被差別部落の調査を行ったことを確認できるのは、1893年12月に大野延太郎とともに赴いた同村M地区である。
同部落で鳥居と大野が調査したのは、「むろや」と呼ばれる「掘タテ小舎」についてである。
「むろや」は同地区の家屋にほぼ一軒に一つずつ設けられている小屋で、
四角形の穴を一尺四五寸から二尺四五寸くらいの深さまで掘り、その上に藁や蓆を敷いたものである。
穴の内部は四方の土壁に蓆を張り、竹木で固定する。
さらに木で三角の屋根を組んで藁を葺き、この屋根に地上からの出入り口を設け、梯子をかけて室内に入る構造となっている。
報告では、古来「むろ」と呼ばれてきたこの小舎を、同地の住民は冬期に寒さを防ぎ、
竹細工をする作業場として利用してきたことを、スケッチとともに紹介している[大野・鳥居1894]。」

http://livedoor.blogimg.jp/bfr4cadg/imgs/6/4/64ab1598.jpg