以下の歴史的事実は維新を学ぶ上での必須知識として国民に浸透させるべき


1)グラバーがジャーディン・マセソン商会(イギリス東インド会社のひとつ)の社員(1859入社)であり、
  JM商会長崎代理店(別名「グラバー商会」)の支店長であること

2)JM商会とは、イギリス議会にロビイングしてアヘン戦争(1840-42)を引き起こした、
  イギリス東インド会社の急先鋒であり、アジア侵略のまさしく張本人であること

3)長州五傑を始めとする維新志士の欧州留学は、グラバーを介したJM商会の主導・仲介であること

4)インド大反乱(セポイの乱:1857-1859)のため、イギリス軍及びイギリス東アジア会社の
  私兵軍は著しく損耗し、JM商会も含め、同時期アジアに派兵する余力をなくしていたこと

5)JM商会は、アメリカ南北戦争(1861-1865)に売りつける予定だった武器弾薬が
  同戦争の予想外の早期集結で浮いたため、グラバーを介して薩長連合(1866締結)に
  売りつけた。まさにその武器が倒幕に活躍したこと


これらの史実を踏まえれば、バカでも明治維新が日本のみで行われた革命とはいえなくなる

世界史から見れば、アジアに進出したイギリス重商主義が主導した薩長によるクーデターと理解するのが自然

日本が独立を保てたのは、アメリカが南北戦争でアジア進出どころではなくなったことと、
イギリスが清やインドでのような直接的な軍事行動を取れない状況があり、傀儡政権を樹立する
間接的支配を選んだ幸運に過ぎない


君たちは日本史を日本史としてしか学ばないからこういうことを知らない