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>福島第一でも非常用電源さえ高台に置いておれば何の問題も無かった。東電が非常用電源を
>高台に設置しようとしたところ、GE技術者が海側でいいと言い張りアメリカ政府の圧力もあって
>日本側は条件を飲まざるを得なかった事情もある。

大嘘。女川の第2は GE Mark II の日本版。高台に建ててある。やはり、配管同士が擦れあって、
途方もない轟音を立てて、壊れるかと思ったというほどだった。
福島の第一原発は、GE のオリジナルの設計だ。竜巻が多くて、地上に非常発電所があると、
竜巻に遣られて、非常用電源が、飛ばされる危険があると言うアメリカ合衆国ならではの事情が
あった。だから、女川は、津波対策を遣って高台になった。
原子炉建て屋の高いところにジーゼル発電機を置くというのは、チェルノブイリ自己のからの後
知恵。東電は、それすら、無視した。
一番酷いのは、小泉が、緊急用のベント以外にあった、緊急用のレリーフバルブを撤去したこと
だ。小泉政権は売国奴政権。

津波が起これば、引き潮で14メートルも海面が下がる。冷却用の海水が確保できなくなり、最大
でも23メートルの揚水ポンプしかないので、海面よりも25メートル高い所に建てると、引き潮の際
の揚水力が、37メートル必要となるので、原子炉は冷却不能になる。モデルは、チリの地震だった
ので、引き潮を4ー5メートルと計算した。第一原発でも、危ないのだ。当時の揚水ポンプの性能が、
12メートルしかないからだ。第一の原子炉の冷却塔の最大水面が、海面上8メートルにあるので、
12ー13メートルと安全マージンが零から、一メートルと低いからだ。仙台沖M8 3回の未曾有の、
世界で初めての3点同時地震で津波が、14メートル来たので、引き潮が10メートルだった筈で、
揚水力は、零になった。この点を、共産党の吉井氏も、当然既に指摘済みのことなので、強調はし
ていない。むしろ、議論のターゲットが非常用電源の Diesel Engine の水没に成った為、連鎖的
な多重設計ミスを指摘するのを忘れている。

軽水炉の破滅的意義の議論は戦略的には、
1). 揚水ポンプの性能不足。揚水ポンプは、海面から12メートルしか汲み上げきれない。だから、
当時の技術力では、海面からスレスレでしか、原子炉を建てられなかったと言う悲惨な設計の重
大ミスを表立って取り上げていない。一番重要なところだ。
2). 津波が頻回に来る東北三陸海岸の立地条件の悪さを言っていない。建てたらダメだった。
東北の人間は、『気持ち良くなりたいから、騙され違っており。』、彼らの無知につけ込んで、
元自民党員で元民主党最高顧問渡辺恒三氏が、自分の土地に原子炉を建てさせて、莫大な借
地料を稼いでいたというたという喜劇(最大の恥)を隠してしまった。(狸オヤジ)
3). チェルノブイリ原発事故は、遠因が、イランの原子力発電所(三井物産のプロジェクトだった)
のイスラエルによるミサイル攻撃に爆破を経験した旧ソ連の計画ミスだった。ミサイル攻撃時の
スクラム(原子炉緊急停止)時に、自家発電が働くのかと言う訓練をしている最中に、経済的な
理由(黒鉛炉から、プルトニウムと電力を同時に取り出すので、原油の汲み上げ技術のノウハウ
が薄いので発電を、原子力に shift していたために、原子炉を増産する計画があり、黒鉛を節約
する必要があった)から制御棒の黒煙量を減らしたばかりで、制御棒を入れている最中に
Positive SCRAM が発生して、制御棒が引き上がられたのと同じ結果が起こって、暴走してしま
った、それと偶然にも地表近くで自身が発生してしまった。つまり、黒鉛炉でさえ、自家発電装置が
役に立たないこと、地震が起きれば、破局的災害になる。
4). 軽水炉・重水炉・黒鉛炉の全てがダメだから、高温ガス炉か、リチウム型塩炉しか残っていな
いが、全部解決する素材が高温ガス炉以外には見当たらない。