三段論法の説明でこんな話がありますよね。

「ソクラテスは人間である」
「人間はみんないつか死ぬ」
導き出される結論は・・・
「ソクラテスはいつか死ぬ」

「つまり、A=B、B=C、従い、A=Cというのが論理的な考え方です」

ところが、今朝の電車の中でこんなことを思いました。

「ソクラテスは人間である」とは、果たして「A=B」なのか?

そうであるなら、
「B=A」

つまり、
「人間はソクラテスである」

という等式が成り立つ筈です。

となると、例えば
「人間はソクラテスである」  (B=A)
「山田花子は人間である」   (C=B)
「ソクラテスは山田花子である」(A=C)

という論法も成り立つ筈なのですが、山田花子はソクラテスでないことは明白です。

ということは、「ソクラテスは人間である」とは「A=B」である、という内容に論理の飛躍があるのでしょうか?