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登山道の視察のため飛行していた群馬県の防災ヘリコプターが山中に墜落した事故で、県によりますと、新たに2人の死亡が確認されました。これでヘリコプターに乗っていた9人全員が死亡したことになり、警察が身元の特定を進めています。

10日、登山道の視察のため飛行していた群馬県の防災ヘリコプター「はるな」が、長野県との境付近の中之条町の山中に墜落しているのが見つかりました。

機体には、県の防災航空隊の隊員と地元の消防署員合わせて9人が乗り込んでいて、11日午前にかけて合わせて7人の死亡が確認されたのに続き、昼前には新たに救助された2人についても死亡が確認されました。

これで「はるな」に搭乗していた9人全員が死亡したことになり、警察が身元の特定を進めています。

群馬県によりますと、GPSの位置情報の記録では、「はるな」は、10日午前9時58分から墜落現場近くの上空で急に旋回を始め、3分後の午前10時1分に記録が途絶えたということで、警察や県は、旋回した前後に何らかのトラブルがあったとみています。

国の運輸安全委員会も航空事故調査官を現地に派遣し、事故の原因を調べています。

2018年8月11日 12時18分
NHK NEWS WEB
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