インターネットで売春などを持ちかける書き込みをして、北海道警に補導された少年少女は昨年、56人に上り、前年の4倍以上に増えていたことが分かった。
夏休みは、安易な気持ちから小遣い稼ぎのために売春に手を出す少年少女も多く、道警はこうした「サイバー補導」を強化している。

「ホ別(ホテル代は別料金)3万、プチ(性交なし)なら5000円〜1万」

道警少年課の捜査員は6月、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で売春をほのめかす書き込みを発見した。
客を装ってメッセージを送り、会う約束を取り付けると、待ち合わせ場所の繁華街に現れたのは、まだあどけない顔立ちの少女だった。
捜査員に囲まれ、動揺した少女は、その場を取り繕うウソを並べて涙を流した。日中は高校に通う真面目そうな少女だが、放課後や休日などを利用し、
1日に複数人を相手にすることもあった。連絡を受けた保護者は「まさかうちの娘が……」と、現実を受け入れられない様子だったという。
「友人の誕生日プレゼントを用意するため、5万円が必要だった。悪いことだとは分かっていた」。少女は売春の理由をそう説明した。
捜査員は2時間にわたって犯罪に巻き込まれる危険性などについて説明し、少女を帰宅させた。
道警がサイバー補導を始めたのは2013年。同年に20人、14年は1人、15年は1人、16年は12人を補導した。
昨年は監視対象を出会い系サイトからSNSに移したことなどから、書き込みの発見が増え、14〜19歳の56人を補導した。高校生が30人で最多だった。

つづきはリンク先にて
2018年08月11日 14時36分 読売オンライン
https://www.yomiuri.co.jp/national/20180811-OYT1T50046.html

サイバー補導のしくみ
https://www.yomiuri.co.jp/photo/20180811/20180811-OYT1I50018-N.jpg