2018年08月13日04時57分

 2020年東京五輪・パラリンピックの猛暑対策の一環として、東京都は13日午前、競歩の発着点であり、マラソンコースに含まれる皇居外苑(千代田区)で観客向けの実証実験を行った。歩道に散水することで路面の熱を奪い温度を下げる「打ち水効果」を狙っており、路面温度がどの程度低下するか測定する。

 連日の猛暑を受け、屋外競技を応援する観客向けの暑さ対策は急務となっている。実験では、120メートルの区間で、穴の開いた農業用ビニール製散水パイプを路面に設置。都は、観客の足元に水をまき、温度を下げることで熱中症の予防を目指しており、効果を検証し、導入の是非を検討する。

https://www.jiji.com/sp/article?k=2018081300084