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日本のサンマ漁は、太平洋を回遊するサンマが大きく育って、日本の水域内に入って来たものだけを
獲るというもの。日本のサンマ漁は、漁船が小さいのと燃料代が高くなって採算がとれなくなるので、
二百海里経済水域の外へは行かない。ところが、台湾船や中国船は、日本へ回遊する途中の太平洋で
待ち伏せし、巨大船に強力なライトをつけてまだ十分に育っていない小さなサンマまで、一網打尽にする。
船の中で直ぐに冷凍し、複数の輸送専用船でピストン輸送し本国へ送る。台湾や中国では、塩焼き
にして食べるわけではなく、小さく切って中華料理の材料にしたり、棒にさしてスナック代わりに食べ
たりするので、小さな子供のサンマでも気にしないんだそうだ。彼らは資源の枯渇のことなど一切念頭にない。