0001ばーど ★
2018/08/22(水) 08:24:57.01ID:CAP_USER9一般市民が利用する闇市場での実勢レートをまとめるドラールトゥデイによると、デノミ直後に1ドル=59.21Bsだった為替相場は21日午後には1ドル=65.18Bsと9%下落した。中央銀行は21日、通貨をデノミ前の水準から95%以上切り下げた、1ドル=60Bsとする新たな公式レートを発表したが、早くも実態と乖離(かいり)しつつある。
新紙幣はいまだに市民に行き渡っていない。21日時点でも、多くのATMでは10Bs札(約16円)までしか引き出せず、引き出し上限額が設定されているという。銀行は高額紙幣も流通させていると主張するが、入手できる国民は限られているようだ。
ベネズエラの国産仮想通貨「ペトロ」とBsとのペッグ(連動)も効果は出ていない。米国は制裁の一環としてペトロの取引を禁じているため、世界中の主要な仮想通貨交換業者は取り扱っておらず、取引実態はない。
ベネズエラの有力経済団体フェデカマラは20日、ペトロについて「世界中から認められていない」として、ペッグ制を「深刻な過ちだ」と指摘した。フェデカマラはデノミや最低賃金を約35倍に引き上げる一連の政策により、18年末までに2万人の失業者が新たに生まれると試算している。
野党支持者は21日、マドゥロ政権への対抗としてゼネストを実施。政権が企業に対しゼネストに参加しないよう締め付けたにも関わらず、首都カラカスでは6割近い商店が店を閉じた。バスや地下鉄など、公共交通機関も一部で運休が見られたという。
2018/8/22 7:08
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34436100S8A820C1000000/