関係ないけどジンバブエの歴史を貼っておきますね

もともとアフリカでは資源豊富で裕福な国で黒人もある程度の生活水準があった。
→白人が政治の実権を握っていたが、民主的な選挙で黒人政治家が増える。
→とうとう初の黒人大統領(ムガベ大統領)が誕生(1987年)
当初は白人との融和政策で国内は安定。
アフリカ諸国最高の識字率と乳児の低死亡率を達成し“ジンバブエ”の奇跡と賞賛される
→2000年代に入り、何を思ったか「植民地時代に強奪された白人の土地資産を黒人へと無償かつ強制的に権限を委譲しなさい」法案を強引可決
→大半の白人が安値で土地資産を売り払って外国へ
→外資系企業に対して「保有株式の過半数を譲渡しろ、逆らったら逮捕」法案を可決
→外資系企業が国外逃亡する
→技術者も経営者も突然いなくなり農地は荒れ設備の修理もできず物資不足
→別にどこの国も経済制裁してないのに、経済制裁と同じ状態に陥る
→全ての物資が不足するので「市場に出回っている物資が不足するなら、物資を持つ物は絶対に市場に売らないといけない」法案可決
→物資の強制売却で、さらに物資不足が深刻化し需要と供給バランスが崩れて超高値になる
→物資を絶対に安値で売らないといけない」法案可決
→調達コストよりも遥かに安値で売らないといけなくなったので、当然のごとく利益が出ないから国内企業が次々と倒産
→安定していた経済があっという間に破綻し脅威の失業率 & ハイパーインフレ になるのを一年も経たず達成

さすがに国民がブチキレ。独裁なのに、ムガベが大統領選挙に負けそうになってピンチ

相手がいなければいいやってことで野党候補弾圧しまくり

ムガベ「私を解任できるのは神だけだ。フハハハハハ」
 野党「支持者死にすぎ!もう辞退する」 ムガベ続投へ

欧米が経済制裁発動。紙幣用の紙が届かなくなり、紙幣の発行ができなくなる。でもインフレが止まらない

遂に銀行システムがオーバーフロー(桁あふれ)。送金システムがパニックに

2008年8月。2度目のデノミ施行。100億ジンバブエドルが1ジンバブエドルに

外貨の使用が一部小売と卸売で試験的に公認される。

ジンバブエドルの存在価値がますますなくなる。

闇為替取引が蔓延るのは送金システムのせいだ!ということで、銀行間電子取引システム停止。

全企業が二回目の不渡り状態。山のような現金での取引を強いられることに

ムガベ、野党と連立を模索する。が、ポストを全部与党に割り当てたせいで野党がキレる

金鉱が電気代未納で閉鎖に。輸出の1/3を占める金産業がピンチでますますインフレに

インフレが激しすぎるので、遂に小売店がジンバブエドル受け取り拒否をはじめる。

公式インフレ率2億3100万%達成。民間推計だとインフレ率1京200兆%。

2009年、ついに自国通貨廃止
政府がジンバブエドルを米ドルに替えると発表
ただし残高のうち17.5京ジンバブエドルに対し、5米ドル(約620円)
超えた分は3.5京ジンバブエドルに対し1米ドル(約124円)

2016年、軍が国営放送を占拠し、国の実権の掌握を宣言
ムガベ大統領(93歳)は軟禁される
ムガベ大統領が辞任を表明
40年続いたムガベ政権終了