愛知県は東京に次いで全国第2位242,978人(平成29年末)の外国籍住民が住んでいる。
名古屋市では今年7月、外国籍住民の数が8万人を超えた(中日新聞、8月8日、名古屋市内版)。

名古屋市の外国籍別の上位5ヵ国は中国、韓国・朝鮮、フィリピン、ベトナム、ネパールだ。
その中でも、ベトナム、ネパールは昨年末から約千人ずつと急増したという。
他の国籍は、ほぼ横這いにもかかわらず、なぜ今、名古屋にベトナム、ネパール国籍の人たちがこんなにも急増したのだろうか。

日本に住む、ネパールとベトナムの二人の話しから、この二つの国籍が増えた理由について探る。
そして、僕のフィリピン人妻ミカが通う日本語教室から見えてきた、日本国内の国際化と、これからも増えるであろう、外国籍の人達への受け入れ体制のあり方について考えていく。 

ネパール人留学生の「本当の来日目的」

「最近、専門学校から出てくるほとんどの人が外国人なんですよ。どうしてこんなに増えたんでしょうか?」

名古屋市中区で働く僕の知り合いが、ここ2、3年で増えた専門学校から出てくる外国人たちの姿を見て、不思議そうにこう言う。
その専門学校の近くのコンビニに行くと、ネパール人の店員さんが流暢な日本語で接客してくれる。

在日15年以上のネパール人、デニスさん(仮名)に、名古屋にネパール人が増えた理由を聞くと、

「それは時給が高いから。今、ネパールから留学で来る人は、沖縄とか福岡が多いです。でもその辺は時給が低い。
同じ仕事をして給料高いなら、こちらに来るでしょ。沖縄や福岡の日本語学校を卒業してから、名古屋の専門学校に入学する人が多いです」と答える。

愛知県の最低賃金は871円、全国で第4位になる。沖縄や福岡に比べると100円近くも差がある。
そんな留学生たちを受け入れる、日本語学校や専門学校を名古屋市内では、多く目にする。

デニスさんは、2004年に「留学」で日本に来た。愛知県内の日本語学校、私立大学、大学院、会社員を経て、現在、名古屋大学大学院博士課程に通っている。

デニスさんは、自分が留学で日本に来た時と、今、留学で来ているネパール人は違うという。

「今、日本に来ている留学生の半分ぐらいはアルバイトするために来ているね。
僕の時はそんな人ほとんどいなかったけど、ここ数年で変わった。僕は義兄さんが愛知県の大学で博士まで出た。その紹介で、僕も日本に来た。
当時は、ネパールに斡旋会社なんかもなかったから、全部自分で調べて日本に来ましたよ。
でも今はネパールに沢山、斡旋会社があります。彼らはそういうところから日本に来てますね」

今、名古屋市内のコンビニ、レストラン、居酒屋、ホテルなど様々なところで、ネパール人を見る。
彼らの多くは、日本の都市の中でも少しでも時給の高い名古屋に来て、日本語学校や専門学校に通いながら、アルバイトしているのだという。

続きはソースで
http://news.livedoor.com/article/detail/15198113/
2018年8月23日 10時0分 現代ビジネス

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