シベリアなど抑留追悼式、遺族ら200人黙とう
2018年08月23日 19時29分
https://www.yomiuri.co.jp/national/20180823-OYT1T50115.html

 第2次大戦後にシベリアやモンゴルに抑留されて亡くなった人たちを追悼する式典が23日、東京都千代田区の千鳥ヶ淵戦没者墓苑で開かれた。参列した遺族ら約200人は黙とうして、犠牲者の冥福めいふくを祈った。
 抑留経験者らでつくる「シベリア抑留者支援センター」(東京)が主催。遺族を代表して、シベリア地域で1946年3月に父の上野米次郎さん(当時31歳)を亡くした広島市の相原由美さん(79)が追悼の言葉を述べ、「父は森林伐採中に大木の下敷きになった事故で死亡した。つらい、長い戦後だった」と語った。
 相原さんは昨年6月、厚生労働省から当時の診療日誌などの資料提供を受け、上野さんが死亡した詳細な経緯を知った。日誌には、上野さんが亡くなる前にうわごとを言っていた、との記述があったという。
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