生兵法は大怪我の基とは中途半端な知識で物事にあたることを戒めた
格言である。朝日新聞の隠蔽に対するバッシングは徐々に強くなってきている
気配を感じるが、ネット社会の息苦しさは新聞にとっては真冬の時代といえる
かもしれない。情報をすべての人が平等に持ちうる時代は一見すると
情報ユートピアと感じる向きもあるかもしれないが、ちょっと待ってほしい。
 事実である情報を国民が自由に知ることがこの国の人々の幸せにつながるのかと
いうことを今一度冷静に考えてみる必要はありはしないか。中国では共産党が
チェックし、許された情報しか人民は知らされず、またグーグルも大幅に規制
されているが、みんな笑顔で生活している現実を見たとき、朝日の英語の謝罪文を
グーグル検索でできないようにすることこそがこの国の人々に幸せをもたらす
行為でなのかもしれないと夢想してみた。真の幸せとは何なのかを考えながら
こんばんはワインを楽しもう。

ジャーナリスト宣言 朝日新聞