https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180827/k10011595291000.html

アメリカを代表する劇作家で、多くの人気コメディー作品を生み出したニール・サイモンさんが
26日、肺炎のため亡くなりました。91歳でした。

ニール・サイモンさんは1927年にニューヨークのブロンクス地区で生まれ、大学を卒業後、
1961年に劇作家としてデビューしました。

1965年には、離婚したばかりの男性が、ポーカー仲間で同じように離婚を経験した男性の部屋に住み始め、
性格が違う二人がさまざまな騒動を引き起こすコメディー「おかしな二人」でアメリカ演劇界で
最高の栄誉とされるトニー賞を受賞しました。

この作品を含む3つの作品でトニー賞を受賞したのをはじめ、ピュリツァー賞の戯曲部門など
数々の賞を受賞していて、生涯で40本以上の作品を書き上げたことから、アメリカのメディアは
「ブロードウェイで最も多作で人気のある一人だった」と評価しています。

また、1983年には、ブロードウェイにみずからの名前を冠した「ニール・サイモン劇場」も開場しました。

サイモンさんの広報担当者によりますと、26日、ニューヨークの病院で肺炎のため亡くなったということです。

サイモンさんは、脚本家の三谷幸喜さんが敬愛していることでも知られ、日本の演劇界にも影響を与えました。