長期政権への「飽き」 安倍首相3選直後に政権危機勃発

安倍政権の内閣支持率は多くの世論調査で30%台に低迷し、国民が求める
より、自民党の党利党略を反映した長期政権戦略と言えます。

では、3選を果たして、安倍総理は何をしたいのでしょうか。総理の
ポストにとどまって、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに
総理大臣として参列したい、というのが本音です。ひところ執着していた
憲法改正も、支持率の低迷のもとでは困難と見たようで、その熱も
冷めてしまいました。

親しい加計学園の認可で私学助成金を政治献金で回収する仕組みができ、
カジノ法案を通したことでカジノ利権からの資金パイプにも道筋を
つけました。

一部の岩盤支持層の支持と、自民党の数の論理だけに支えられてきた
安倍政権。しかし皮肉にも、3選を果たすとこの基盤がすぐに
崩壊します。3選が最後で4選がないとすれば、これまで安倍総理に
すり寄ってきた与党議員の多くが、安倍総理から離れ、安倍政権は
たちどころに「レームダック(よたよたした頼りないアヒル)」になります。

長期政権の下で自民党内からも「飽き」を指摘され、足元を見られると、
安倍政権は急速に力を失い、ついてくる人間がいなくなります。

来年の参院選前後で安倍退陣となった場合、後継として総裁選である程度の
票を採れば石破氏の芽が出てきます。安倍支持表明で禅譲を期待し、
総裁選出馬を取りやめた岸田政調会長の芽はなくなります。

トランプ大統領は日本が拉致問題を盾に、経済支援に消極的なことが、
北の非核化を遅らせる要因になっていると見ています。

自民党派閥の論理で3選を果たしても、たちどころに 「レームダック」 に
陥り、政権が弱体化し、米国も離れ、退陣となる可能性が高いと永田町
界隈は見ています。はたして1年もつかどうか。

MONEY VOICE 2018年08月27日 15:07
http://news.livedoor.com/topics/detail/15217188/