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アフガンのISトップ 米軍の空爆で死亡
2018年8月27日 21時04分

アフガニスタンで自爆テロを繰り返している過激派組織IS=イスラミックステートの地域組織のトップがアメリカ軍の空爆で死亡したことがわかり、組織の弱体化につながるのか注目されます。

アフガニスタン政府は、東部ナンガルハル州の山岳地帯で25日、アメリカ軍が行った空爆によってISの地域組織のトップ、アブ・サイード・オラクザイ幹部と10人の部下が死亡したことを明らかにしました。

オラクザイ幹部は隣国パキスタンの出身で、前のトップが去年7月、アメリカ軍の空爆で死亡したのを受けて、あとを継いだとみられています。

アフガニスタンのISは主に東部に拠点を構え、最近では都市部を中心に大勢の人たちが集まるいわゆる「ソフトターゲット」を狙った自爆テロを繰り返していて、治安悪化の大きな要因となっています。

今月15日、首都カブールの予備校で起きた高校生など40人が死亡した自爆テロについても犯行を認めています。

このため、アフガニスタン政府とアメリカ軍はISの拠点に対する空爆を強化しており、今回のトップの殺害が組織の弱体化につながるのか注目されます。