経済学者で一橋大学長、政府税制調査会長を務めた石弘光(いし・ひろみつ)氏が8月25日午前5時11分、膵臓(すいぞう)がんのため東京医科歯科大学病院で死去した。
81歳だった。連絡先は如水会事務局。お別れの会は10月2日午後2時から東京都千代田区一ツ橋2の1の1の如水会館。喪主は妻、真美子さん。

1961年に一橋大経済学部を卒業。98〜2004年に一橋大学長を務め、国立大学協会副会長として国立大学法人化にも関わった。
森喜朗政権下の00年に政府税調の会長に就任。財政再建を重視する立場から消費税の引き上げを提言し、06年まで務めた。
主な著書に「財政改革の論理」「消費税の政治経済学」など。
16年6月に膵臓がんを宣告された後も精力的に活動を続け、17年5〜6月には日本経済新聞に闘病記を連載した。

2018年8月28日 16:56 日本経済新聞
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