辺野古埋め立て承認、沖縄県が31日にも撤回へ

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画で、沖縄県は近く、移設先の埋め立て承認を撤回する方針を固めた。
 翁長雄志知事の死去に伴う知事選(9月13日告示、同30日投開票)の告示前に実施する。
 撤回で埋め立てに関する工事はいったん停止する。
 政府側は、執行停止を裁判所に申し立てるなどの対抗策を検討している。

 県幹部は28日、撤回に向けた弁護団との協議で知事選告示の9月13日までに行うことを確認した。
 複数の日程を検討しているが、知事選の前哨戦とされる名護、宜野湾両市議選などが9月2日に告示されることを踏まえ、早ければ8月31日に行う可能性がある。
 撤回については、8日に急逝した翁長氏が強い意欲を示していた。
 移設反対を争点とし、工事が止まった状態で選挙戦を迎える可能性もあることから、県は知事選告示前の実施を判断したとみられる。

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Yomiuri Online 2018年08月29日 11時37分
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20180829-OYT1T50043.html