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点滴に消毒液混入 患者3人殺害 元看護師を精神鑑定へ
2018年8月31日 17時38分

横浜市の病院で点滴に消毒液を混入し、高齢の入院患者3人を殺害したとして逮捕された元看護師について、横浜地方検察庁が刑事責任能力を調べる精神鑑定を行う方針を固めたことが捜査関係者への取材でわかりました。

横浜市神奈川区の旧「大口病院」の元看護師、久保木愛弓容疑者(31)は、おととし9月、入院患者の西川惣藏さん(88)と八巻信雄さん(88)、それに興津朝江さん(78)の点滴にそれぞれ消毒液を混入し殺害したとして、殺人の疑いで逮捕されました。

これまでの調べに対し容疑を認めたうえで「勤務時間中に患者がけがをしたり死亡したりすると、家族に説明する必要があり不安だった」などと供述しているということです。

久保木容疑者について、横浜地方検察庁が刑事責任能力を調べるため専門家による精神鑑定を行う方針を固めたことが、捜査関係者への取材でわかりました。

週明けにも精神鑑定に向けた「鑑定留置」が始まる見通しで、検察は今後鑑定結果を踏まえて、起訴するかどうか判断するものとみられます。