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稲の作柄「平年並み」か「やや良」北海道は「不良」の見通し
2018年8月31日 21時20分

ことしの稲の作柄や生育について農林水産省は今月15日現在の状況を発表し、このまま生育が進めば全国的に「平年並み」か「やや良」となる一方、北海道は6月以降の日照不足の影響で「不良」になるという見通しを示しました。

農林水産省の発表によりますと、ことしの稲の作柄や生育は今月15日現在の状況で、このまま生育が進めば北海道を除いて全国的に「平年並み」か「やや良」になると見込んでいます。

地域別では、東日本が中心で田植えや収穫の時期が早い「早場地帯」の作柄は、天候に恵まれたことから生育がよく、岩手県や宮城県など7つの県で「やや良」、新潟県や秋田県など11の県で「平年並み」となっています。

一方、北海道は6月中旬から先月中旬にかけての日照不足などの影響で、もみの数が少なくなったとして「不良」と見込まれています。

北海道の作柄がこの時期に「不良」となるのは15年ぶりだということです。

また西日本が中心の「遅場地帯」の生育の状況は、福岡県や埼玉県など6つの都県で「やや良」、愛知県や兵庫県など21の府県で「平年並み」となっています。

農林水産省は「ことしの猛暑は、収穫できる量にはあまり影響がないと見られるが、品質を低下させている可能性はあり、注意深く見ていきたい」と話しています。

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