朝日新聞 2018年9月1日16時29分

2020年にテナントを一新してリニューアルする「名古屋テレビ塔」内に、超高級ホテルができる見通しになった。テレビ塔運営会社などが31日に会見して開業計画を明らかにした。
具体的な事業の内容は今後詰めるが、塔の内部に宿泊施設をつくるユニークな試みとして注目されそうだ。

この日会見した、プロデュースを担当するデザイン会社代表の中田朝之氏は「ヒルトンやマリオットを超えたい」と述べ、海外の高級ブランドに対抗する姿勢を示した。

テレビ塔は19年1月から営業を休止し、20年7月に再びオープンする。外観は現在のまま残すが、塔の内部は大幅に刷新し、ホテルは4〜5階フロアに入る見込みだ。
中田氏は「塔にホテルをつくるのは全国でも例がないと思う」と語った。

現時点の計画によると、4階は13室、5階にはスイートルーム1室をつくる。1室の広さは40〜60平方メートルを想定する。どのホテル事業者に運営を委託するかは今後正式に決める。

今回のリニューアルは「未来のタワー」がコンセプトで、仮想現実(VR)でコンサートを体験するコーナーや、スポーツなどのパブリックビューイングができるカフェや高級レストランを新設する。(友田雄大)

リニューアルした名古屋テレビ塔のイメージ(運営会社提供)
https://www.asahicom.jp/articles/images/AS20180831002994_comm.jpg

https://www.asahi.com/articles/ASL803S07L80OIPE004.html?iref=pc_ss_date