2018/09/03 00:45

1日午後6時10分ごろ、兵庫県赤穂市御崎の市立野外活動センターの駐車場で、男児(4)が1人で泣いているのを通行人が発見し、赤穂署に通報した。
男児と一緒に来ていたとみられる母親(40)=同市=と生後2カ月半の弟の姿が見当たらず、警察などが2日も捜索を続けたが、見つかっていない。

同署などによると、現場の駐車場は海岸から100メートルほどの距離にある。男児にけがはなく、水にぬれた様子もなかった。
保護された直後、署員に「(母親らと)一緒に車で来た」と話したといい、駐車場には母親が運転してきたとみられる軽乗用車1台が止まったままだった。

その後、車内から「探さないで」と走り書きされたレシートが見つかった。誰がいつ書いたかは不明で、同署は3日も午前8時ごろから捜索を再開する予定。

男児が発見された1日、同署が50代の会社員の父親に連絡したところ、
「(1日)午後3時ごろ、家を出たまま帰っていない。用事で出て行ったと思っていた」と話したという。
自宅には書き置きなどはなく、母親の携帯電話が残されていた。

2日の捜索活動は兵庫県警機動隊と赤穂署約50人のほか、消防団や姫路海上保安部も加わって陸と海から行い、午後6時にいったん打ち切った。

市立野外活動センターはJR播州赤穂駅の南東約3キロに位置し、キャンプ場やバーベキュー施設などがある。

https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201809/sp/0011604012.shtml
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