列車とクマ接触 乗客足止め JR函館線然別―銀山間
09/03 02:50 更新
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/224303?rct=n_hokkaido

 【仁木】2日午後8時15分ごろ、後志管内仁木町のJR函館線然別―銀山間で、小樽発長万部行きの普通列車(2両編成)がクマと接触し、非常停止した。乗客乗員約50人にけがはなかった。クマは車両の下に巻き込まれたとの情報があり、死んでいるか確認できないため、JR北海道の保線社員が警察官、ハンターと現場に向かった。3日午前0時現在、乗客は車内にとどまっている。
 JRによると、この影響で普通列車4本が運休、または部分運休した。3日も倶知安発小樽行きの普通列車2本を運休する。JR広報部は「近くに別のクマがいるかもしれず、乗客の安全のため車外に誘導できない」としている。列車には空調設備やトイレがあり、体調不良を訴えている乗客はいないという。