先進的バイオ燃料とバイオガスとは・・

太陽光や風力による発電の電力や
農業用水を利用した、小規模水力発電の電力等と

水を電気分解させて生じさせた水素や

廃棄される紙・家畜排せつ物・食品廃棄物・建設発生木材・製材工場残材・下水汚泥・生ゴミ
稲わら・麦わら・もみ殻・パームヤシ殻・間伐材・被害木
などの
【廃棄物系バイオマス】【未利用バイオマス】から生じさせた水素

を利用して

化石燃料使用時に発生するCO2を再び

ガソリン、ディーゼル油、ジェット燃料に本質的に類似した炭化水素燃料である
ドロップイン燃料に変える【パワー・ツー・ガス】事業のことであり

世界で欧州連合(EU)が最も進んでいて、10年以上前から始まっている

ドイツだけでも現在商用実施中で17件、計画中で2件もあり
欧州連合(EU)は

風力や太陽光などの再生可能エネルギーを利用して生みだされた電力の2030年までの比率目標を、これまでの27%から32%に引き上げ

先進的バイオ燃料とバイオガスの比率を2025年までに少なくとも1%
2030年までに少なくとも3.5%にし

陸上輸送化石燃料の最終消費は7%を超えてはならないと規定

2030年までに輸送燃料の少なくとも14パーセントを再生可能エネルギーで賄うことを義務付けている

原発事業の精算にてこずり、完全に【パワー・ツー・ガス】事業に出遅れる形となった日本が、どこまで巻き返せるか正念場だ