2018年9月5日 17時38分

小惑星「リュウグウ」の観測を上空から続けている日本の探査機「はやぶさ2」は、搭載している4台の小型探査ロボットのうち最初の2台を今月21日に投下し、小惑星の地表面の撮影などを行うことになりました。

「はやぶさ2」は小惑星「リュウグウ」を調べる4台の小型探査ロボットを載せていて、JAXAはこのうち会津大学などとつくった「MINERVA−2ー1」と呼ばれる2台の探査ロボットを今月21日に小惑星に投下し、地表面の撮影などを行うと発表しました。

探査ロボットはそれぞれほぼ円柱の形をしていて、直径は17センチ、高さは7センチと両手にのるくらいの大きさです。

車輪はなく、2台はジャンプをして移動し、地表面の岩石の様子を写真撮影する計画です。

JAXAは、残り2台の小型探査ロボットのうち、ドイツやフランスがつくった小惑星の磁場などを調べるロボットを来月3日に投下するほか、東北大学など日本の大学が共同でつくった1台についても、今後、投下の日程を決めたいとしています。

JAXAの吉川真ミッションマネージャは「小型探査ロボットが取ったデータは本体の着陸に向けて重要なデータになる。まずは最初に投下するロボットが撮影した『リュウグウ』表面の写真を見てみたい」と期待を話していました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180905/k10011610541000.html
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180905/K10011610541_1809051722_1809051741_01_02.jpg