ご神木が倒れ住宅全壊 美馬

http://www3.nhk.or.jp/lnews/tokushima/20180905/8020002960.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

徳島県美馬市では、4日の台風21号による強風で、神社のご神木が倒れて隣の住宅が全壊し、
神社の氏子らが倒れたご神木の後かたづけに追われていました。

倒れたのは美馬市脇町の若宮神社にある樹齢300年以上とされるケヤキの木で、
直径が1メートルほどあり、地元ではご神木として親しまれてきました。
台風21号が徳島県に上陸する前の4日午前11時すぎに、この神木が強風におあられて根元から倒れ、
神社の隣にある2階建ての住宅を直撃しました。
住宅は屋根の部分から真っ二つになるように壊れ、けさから神社の氏子らが
チェーンソーで倒れたご神木を解体して撤去する作業を行っていました。

ご神木が倒れた当時、この家に住む80歳代の夫婦は、住宅の東側にある居間で
台風関連のニュースを見ていたということで、奇跡的にけがはありませんでした。
この夫婦によりますとゴーッというひときわ強い風の音が聞こえた直後に大きな衝撃があり、
天井の板や屋根瓦が家の中に落ちてきたということです。

ご神木の撤去作業を行っていた70代の氏子の男性は
「古くからあるご神木が倒れたのは寂しいですが、けが人がなくてなによりです」
と話していました。

気象台によりますと、美馬市の観測所では4日午前11時前に
25.5メートルの最大瞬間風速を観測しています。

09/05 16:58