毎日新聞 2018年9月5日 12時27分(最終更新 9月5日 13時10分)
関西空港は騒音対策のため、対岸から約5キロの海を埋め立てて、第1ターミナルがある1期島、その後、第2ターミナルがある2期島が造成された。人工島ゆえに地盤沈下の影響を受けるため、島内に高潮や高波などで海水が浸入しないよう対策を施してきた歴史がある。

空港を運営する関西エアポートによると、2004年には台風による高潮と高波で、海水が護岸を越えて1期島内の道路をえぐるなどの被害が出た。

 こうした被害を受け、06年には1期島全体を取り囲む止水壁を建設。外部の高潮の影響で、島内の地下水が上昇しない対策が取られた。また、防潮壁のかさ上げ工事も順次実施。現在、通常の水位から防潮壁が約5メートル高くなる設定になっているという。大阪府で過去最高の潮位293センチを記録した1961年の第2室戸台風と同等の潮位となった上で、50年に1度の高潮や高波が来ても波が防潮壁を越えない想定だった。

 こうした対策から関西エアポートは「浸水の危険性は極めて低い」としてきたが、今回の台風では1期島にあるA滑走路と第1ターミナルビルが浸水した。大阪府では過去最高潮位を超える329センチを観測。関西エアポートは「想定を超えたとしか現時点で言えない。原因は調査中」と話している。【山田毅】

https://mainichi.jp/articles/20180905/k00/00e/040/288000c
高潮で浸水し、まだ水が残る誘導路=2018年9月5日午前8時15分、本社ヘリから
http://cdn.mainichi.jp/vol1/2018/09/05/20180905k0000e040292000p/8.jpg

★1)2018/09/05(水) 17:30:38.86
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