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国王がダイバーらに感謝状 タイ 洞窟で少年ら救出で
2018年9月7日 5時41分

タイの洞窟で遭難した少年ら13人の救出に携わったダイバーら関係者に感謝する式典が、6日夜、首都バンコクで行われ、国王からの感謝状が授与されました。

タイ北部チェンライ県の洞窟で、ことし6月、地元サッカーチームのコーチと少年12人の合わせて13人が遭難し、およそ半月後に、タイの海軍や、イギリスのダイバーら救助関係者によって全員が救出されました。少年らは、学校に通うなど、もとの生活に戻りつつあるということです。

タイ政府は、6日夜、首都バンコクに救助に携わったダイバーやボランティアなど7200人余りを招待し、国王からの感謝状を授与する式典を行いました。

式典では、救出された少年の1人、アドゥン・サムオンさん(14)が、「今後、しっかり生きて、恩返ししたいと思っています」とあいさつしました。

会場では、救出された少年とタイ海軍のダイバーらが記念写真を撮る姿や、救助関係者どうしが互いの活動をたたえあう姿がみられました。

JAXA=宇宙航空研究開発機構が撮影した衛星写真を現地に届けるなど、現地で救出活動に携わったJICA=国際協力機構タイ事務所の三宅繁輝次長は、「少年たちの元気な姿を見られて安心しました。ここに来て、大勢の人が救助に携わっていたと知り、改めて驚きました」と話していました。