2018年9月7日 21時10分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180907/k10011617601000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_023

労災で仕事を休んでいる人が賃金の代わりに国から受け取る給付金について、厚生労働省のミスで、全国で1万人余り、合わせて28億円近くの支払いが遅れることになりました。
これは7日夜、厚生労働省が記者会見して明らかにしました。

仕事上のけがや病気などが労災と認められ仕事を休んでいる人は、国に申請すると、毎月の賃金の代わりに給付金などを受け取ることができます。

厚生労働省によりますと、今月7日と10日に全国のおよそ1万1200人に合わせて28億円近くが支払われることになっていましたが、事務作業のミスで支払いが遅れることになりました。

6日に担当者が申請のあった給付金のデータを誤って削除してしまったということです。

1人当たりの金額は平均およそ25万円となっています。

支払いに向けてデータの復旧作業を進めていますが、全額の支払いには今月14日までかかる見通しだということです。

厚生労働省は「多大なご迷惑をおかけして申し訳ございません。原因をしっかりと調べて再発防止に努めます」と謝罪しました。

厚生労働省はこの件についての問い合わせを電話で受け付けています。
※ 電話番号は記事でご確認下さい。
土日も対応するということです。