https://jp.reuters.com/article/apple-tariffs-china-idJPKCN1LN2OT

テクノロジー
2018年9月8日 / 00:09 / 2時間前更新
アップル、対中関税がウオッチなどに影響へ iPhone含まれず
[7日 ロイター] - 米アップル(AAPL.O)が、腕時計型端末「Apple Watch(アップルウオッチ)」を含む「幅広い」製品が、トランプ政権の提案する対中追加関税の影響を被る公算が大きいとの認識を示したことが明らかになった。

ただ、売上高の約3分の2を占める「iPhone(アイフォーン)」は影響を受ける製品に含まれていないという。

アップルは今週、トランプ政権が提案する2000億ドル規模の中国製品に対する追加関税について、パブリックコメント(意見公募)を提出。5日付の書簡によると、アップルウオッチ以外に影響を受けるのは、ヘッドフォンの「AirPods(エアポッズ)」や「Beats(ビーツ)」製品の一部、スマートスピーカーの「HomePod(ホームポッド)」など。また、米事業で使われるコンピュータの部品も関税の打撃を受けると指摘した。

アップルは書簡で「米国が大きな痛手を被るというのが、関税を巡るわれわれの懸念だ。米国の成長や競争力の低下を招き、米消費者にとっては価格上昇につながる」との認識を示した。

アップルから直接コメントは得られていない。

同ニュースが伝わったことで、アップルの株価は引け後の時間外取引で1%下落した。