米国のトランプ政権幹部による匿名の大統領批判が米紙ニューヨーク・タイムズに掲載されたことをめぐり、トランプ大統領は7日、「国家安全保障の問題」だとして、筆者を特定するための調査をセッションズ司法長官に指示する考えを示した。
トランプ氏は6日の米モンタナ州の集会で、政権幹部の寄稿を「国家反逆罪だ」と批判した。
さらに7日、大統領専用機「エアフォースワン」の機中で記者団に、「私はジェフ(セッションズ司法長官)に、この記事はだれが筆者なのか調査するべきだと言うつもりだ。私はこれは本当に国家安全保障上の問題だと思う」と強調。
また、「彼(匿名の政権幹部)は、セキュリティークリアランス(秘密取扱者適格性確認)を得て、中国やロシア、北朝鮮などに関するハイレベルの国家安全保障の会議に参加している。彼にこうした会議には出て欲しくない」と語った。


2018年9月8日09時50分
朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASL982SPZL98UHBI008.html