ドイツ東部で、ドイツ人の男性がアフガニスタン出身の男らと口論の末、心臓発作で死亡しました。
ドイツ東部では先月、移民がドイツ人の殺害に関わったと見られる事件が起き極右団体が暴動を起こしたばかりで、さらなる混乱が懸念されています。

ドイツ東部の町ケーテンで8日夜、22歳のドイツ人の男性がアフガニスタン出身の男らと口論の末、死亡しました。
地元の捜査当局によりますと、死亡した男性は以前から心臓に病気があり、直接の死因は心臓発作でしたが、捜査当局はアフガニスタン出身の18歳と20歳の男2人の身柄を拘束し、傷害致死などの疑いで調べています。
捜査当局は事件の詳しいいきさつなどを明らかにしていませんが、地元のメディアは「アフガニスタン人の男らと、妊娠中のドイツ人女性との間で誰が女性を妊娠させたのかをめぐって口論となり、その後、死亡した男性が来て状況がエスカレートした」などと伝えています。

また、拘束された2人はいずれもドイツで難民申請をしていて、このうち1人は申請が却下されていたということです。
ドイツでは先月下旬、東部の都市ケムニッツで、イラクとシリア出身の男がドイツ人の男性の殺害に関わったとされる事件をきっかけに、移民の排斥を訴える極右団体の支持者らによる暴動が起きたばかりで、さらなる混乱が懸念されています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180910/K10011621101_1809100641_1809100752_01_02.jpg
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