北海道 稚内 氷点下に 被災地も冷え込む 体調管理に注意を
2018年9月11日 8時08分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180911/k10011623741000.html

11日朝の北海道は各地で冷え込みが強まり、稚内市ではこの秋、初めて氷点下を観測しました。今回の地震による被災地でも気温が下がっていて、気象台は避難している人たちに対して体調管理に注意するよう呼びかけています。
札幌管区気象台によりますと、11日の北海道は北から冷たい空気が流れ込んでいる影響で気温が下がっています。

稚内市沼川では午前5時すぎに氷点下0度9分を観測しました。

気象台によりますと、この時期に北海道で氷点下の気温を観測するのは、130年前にあたる明治21年の9月11日、旭川市で氷点下1度8分を記録して以来だということです。

今月6日の地震で震度7の揺れを観測した厚真町でも5度4分と、この秋最も気温が下がったほか、むかわ町で5度8分、日高町が8度2分などと、各地で9月下旬から10月上旬並みの気温となりました。

大規模な土砂崩れが起きた厚真町吉野地区では、冷え込みの中、周りの山が見えなくなるほど辺り一面が深い霧に包まれ、倒壊した家屋の前に広がる田んぼでは稲に朝露がついていました。

気象台によりますと、13日以降は気温は平年並みに戻る見込みですが、地震による被害が大きかった地域では、気温の変化によって、避難している人たちが体調を崩しやすくなることが懸念され、体調管理に注意するよう呼びかけています。