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台風21号による高潮で一時閉鎖された関西国際空港で、取り残された自動車の「回収」が進んでいる。車をとめて出国した利用客の自家用車など約5000台が一時置かれたままになっていたが、10日には約1000台にまで減った。ただ、関空の駐車場には「取りに行く時間がない」という連絡も相次いでおり、完全な搬出には時間がかかりそうだ。

車が出られなくなったのは、空港島への陸路によるアクセス経路だった空港連絡橋が、タンカーの衝突を受けて通行止めとなっているのが原因。自家用車がないと困る人もいるため、関空を運営する関西エアポートは8日から、車を取りに来て島から出る場合に限り、特別に一般車両の通行を認めている。

先月28日に関空に車をとめ、ハワイへ家族旅行に出かけた兵庫県西宮市の大隈健太郎さん(39)は10日、約2週間ぶりにマイカーの無事を確認。「仕事があってなかなか回収できなかった。ようやく取りに来られた」とほっとした様子だった。【矢追健介】

9/12(水) 9:57
毎日新聞
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