【人口甘味料】ダイエット飲料はアルツハイマー病や脳卒中のリスクを300%アップする!【危険性】

人工甘味料入りのソフトドリンクを多く飲むことと、脳卒中および認知症リスク上昇には関係があることが、4000人以上を対象とした分析結果から判明した。

観察研究では、少なくとも1日に1回人工甘味料入り飲料を飲む人は、飲まない人に比べて、10年間で虚血性脳卒中のリスクがほぼ3倍、アルツハイマー病のリスクは2.9倍であった。


■1日にどんな種類でも砂糖入り飲料(炭酸飲料、フルーツジュースあるいはその他のソフトドリンク)を2回以上飲む人、あるいは炭酸飲料のみを1週間に3回以上飲む人を対象とした。

結果、これら「多く飲む」グループの人たちには、脳の全体積が小さい、エピソード記憶力の退化、海馬の縮小など、早期アルツハイマー病の
リスク要因である脳の老化が進行している複数の兆候が見られた。さらに、ダイエットソーダを多く飲む(1日に1回以上)ことと、脳体積の小ささに関連性があることも発見した。

ここでは、調査参加者が飲んでいる飲料を7年の間に3回調査したのち、その後さらに10年間にわたって観察を続け、45歳以上の2888人の脳卒中のエビデンス、60歳以上の1484人からは認知症のエビデンスを探した。

結果は意外にも、砂糖の多い飲料を飲むことと脳卒中や認知症に、関連性は発見されなかった。しかし、1日に少なくとも1回ダイエットソーダを飲む人は、脳卒中および認知症のリスクがほぼ3倍であると発見した。

人工甘味料の害については、腸内菌が変わってしまうことから、脳が「甘いもの」への認識を変えてしまうことまで、多くの仮説が研究者によって出されているが、
「根底にあるメカニズムを解明するには、まだまだ多くの研究が必要である」と述べている。