菅義偉官房長官は12日午前の記者会見で、これまで44人と発表していた北海道地震の死者数を道と同じ41人に訂正した。菅氏は「北海道庁から札幌市の死者3人について災害認定しないとの連絡があった」と語った。道と死者数が食い違ったことに関しては「誤っているとは思っていない」と述べ、謝罪しなかった。

道が認定しなかった3人を含めて政府が発表した理由について、菅氏は「災害(による死亡)の可能性があるとして警察庁から内閣官房に連絡があり、集計した数字を私が会見で公表した」と説明した。
 
防災基本計画は自然災害による人的被害について、都道府県が一元的に集約すると定めている。今回の北海道地震では道が担当しているが、政府は道と別に死者数を発表し、人数にずれが生じていた。

(2018/09/12-12:33)
時事ドットコム
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