報知新聞 1938.8.5 (昭和13)
>鯨は従来主として油の原料としてのみ役立っていたが、今の日本にとってはむしろ代用品として大きな役割が期待されている、
>殊に鯨油の下落し勝ちな今日はなおそうである、そこで先日も東京中央卸売市場で鯨の試食会があったようにまず牛豚肉の代用品として現れた訳だが、
>普通の長須鯨一頭は牛二百頭に当ると推算されているから七千頭から八千頭も鯨の獲れる今日では食肉としての鯨は既に内地の肉の消費量を遥かに越えている、

日本ですらこの時期になってようやく油以外も使おうかといいだしてるくらいなんだよなあ