◇議長に厳重な処分を求める要請書を提出

 埼玉県川越市の30代の女性職員が議長経験もあるベテランの男性市議(68)から繰り返しセクハラ被害を受けたとして、代理人弁護士が14日、市議会の小野澤康弘議長に厳重な処分を求める要請書を提出した。市議本人にも謝罪を求める文書を送付した。

 代理人弁護士によると、女性職員は4月に議会事務局に異動した直後からセクハラを受けるようになった。懇親会で飲酒を無理に勧められ、太ももをなでられるなどし、ショックで2日間欠勤した。

 その後も再三飲食に誘われ、市議との力関係から拒否できずに市議の自宅であった宴席に参加した。市議は複数の男性市議が同席する中で「おっぱい大きかった?」「沖縄に一緒に行こうよ」などと発言。宿泊を伴う視察にも誘った。女性職員は上司に相談し、8月には結婚したが、その後も「男に抱かれるっていいだろう?」などと卑わいな言動を繰り返したという。

 市議は、14日午前の市議会本会議を体調不良を理由に途中退席した。【仲村隆】

9/14(金) 13:12
毎日新聞
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