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塩入れた液体飲ませ乳児死亡 元保育園長に禁錮1年猶予3年
2018年9月14日 20時43分

3年前、盛岡市の保育園で1歳の女の子に食塩を入れた液体を飲ませて死亡させたとして、業務上過失致死の罪に問われた元園長に対し、裁判所は「非常識極まりない」として執行猶予のついた有罪判決を言い渡しました。

盛岡市にあった認可外保育園の元園長、吉田直子被告(35)は3年前、預かっていた当時1歳の下坂彩心ちゃんに対し食塩を加えた乳児用の液体を飲ませ死亡させたとして、業務上過失致死の罪に問われました。

これまでの裁判で元園長は起訴内容を認めたうえで「女の子が熱中症になるのを防ごうとして液体を飲ませた。誤った対応だった」と述べ、検察は罰金50万円を求刑していました。

14日の判決で盛岡地方裁判所の中島経太裁判官は、「乳幼児に与える飲食物に食塩を加えるということは普通はないことであり、当然わかっていたはずだ」と指摘しました。

そのうえで「女の子に相当量の食塩と知りながら摂取させたのは非常識極まりない行為と言うほかない」と述べ、吉田元園長に禁錮1年、執行猶予3年を言い渡しました。

判決のあと、彩心ちゃんの父親の下坂亘さん(28)は記者会見し、「きょうまで長かったです。しかし、当時の状況は結局わからないままで、納得はしていません」と語りました。