>>202
【AFP=時事】オーストラリアの国歌は先住民アボリジニを無視している
として、学校での国歌斉唱の際、抗議のために起立しなかった9歳の少女が
同国で物議を醸している。

 ハーパー・ニールセン(Harper Nielsen)ちゃん(9)は先週、国歌
「進め、美しのオーストラリア(Advance Australia Fair)」斉唱の
際に起立を拒否し、処罰された。
 この一件が12日に地元メディアで報じられた後、ハーパーちゃんは豪ABC
放送に対し「最初にこの曲が書かれたとき、『進め、美しのオーストラリア』
の意味は、オーストラリアの白人よ進めという意味でした」「それに『私たち
は若い』という歌詞は、私たちよりも前からここにいたオーストラリアの
先住民を完全に無視しています」と語った。

 またこうした論争を呼ぶ問題に乗じて発言し、キャリアを築いてきた政治家
のポーリーン・ハンソン(Pauline Hanson)氏(64)はハーパーちゃんを
「ガキ」呼ばわりし、「ここに洗脳された子どもがいる。こういう子には尻に
蹴りを入れてやろう」と語る動画をフェイスブック(Facebook)に投稿した。