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マドゥロ大統領はロバ!=動画撮影の消防士、軍が拘束−ベネズエラ
2018年9月15日 8:58 
発信地:ベネズエラ [ 例外 その他 ]
【9月15日 時事通信社】南米ベネズエラで「マドゥロ大統領」と名付けたロバを消防署内で引き回し、動画を撮影した男性消防士が、軍の情報機関に拘束された。人権団体フォロ・ペナルが14日、明らかにした。

 スペイン語でロバは「ブロ」といい「間抜け」の意味がある。マドゥロ氏は名前に引っ掛けて「マブロ」と陰口をたたかれている。

 撮影地は西部メリダ州。インターネット交流サイト(SNS)を通じて広がっている動画には、女性消防士に手綱を引かれたロバが登場する。撮影者が「マドゥロ大統領が視察に訪れました。どうぞ中をご覧になってください」とナレーションを入れている。

 裏庭で草を食べている様子を「大統領は良い芝か調べています」と解説。独裁姿勢を強める本物の大統領を踏まえ「きょうはおとなしいですね」と話し掛けている。

 一方、市民団体エスパシオ・プブリコは、拘束されたのは2人と述べている。「(撮影に)犯罪行為はなかった。不当な拘束だ」と即時解放を訴えた。(c)時事通信社