英ブリストル大学の研究グループが人工筋肉を組み込んだズボン「The Right Trousers」を開発しているそうだ。
クレイアニメ「ウォレスとグルミット」に登場した「The Wrong Trousers」からヒントを得たというThe Right Trousersは、主に筋力の低下したお年寄りの利用を想定したもの。
英国工学物理研究会議(EPSRC)から200万ポンドの研究資金を受けて2015年から開発が続けられている。

既に歩行支援用や作業支援用のロボットスーツは実用化されているが、The Right Trousersは柔軟な素材で作られたソフトロボットで、軽量かつ履き心地の良いものを目指しているという。
モックアップでは体にフィットするスパッツのようなデザインになっている。

The Right Trousersの人工筋肉は着用者の筋肉の動きを検出して動かす仕組みで、姿勢を支えるため筋肉の温度変化によって柔軟性が変化するグラフェン製の膝あても組み込まれている。
また、フォーカスグループから情報を収集し、実用的で着脱しやすいようにズボンをデザインしたそうだ。
現在のところまだ開発途中ではあるが、人工筋肉など多くのコンポーネントは実際にテストが可能な段階になっているとのことだ。

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