【北朝鮮】南北会談後も核施設稼働か IAEAが深刻な懸念 09/11 核開発再開なら空爆か 

IAEA=国際原子力機関の定例の理事会がオーストリアのウィーンで始まり、北朝鮮の核開発について天野之弥事務局長は、
今年4月の南北首脳会談の前後も核施設の一部を稼働させていた兆候があるなどとして深刻な懸念を表明しました。

IAEAは10日、ウィーンにある本部でことし3回目の定例の理事会を開き、日本やアメリカなどの理事国、35か国が参加しました。

天野事務局長は病気の療養のため理事会を欠席しましたが、書面で声明を発表し、北朝鮮の核開発について、
今年4月の南北首脳会談の前後もニョンビョン(寧辺)にある核施設の一部を稼働させていた兆候があるなどとして深刻な懸念を表明しました。

そのうえで、アメリカなどの求めに応じていつでも査察を再開できるよう、北朝鮮を専門に担当するチームを中心に準備を進めていると強調しました。