大手銀行を悩ませてきた大口融資先の問題が収束へと向かう。メガバンクは東芝とシャープの債務者区分を相次いで引き上げ、取引を正常化させる。財務基盤の安定と経営改善が進み、融資金が保全できる可能性が高まった。
 
 日本を代表する企業が相次いで経営難に陥り、銀行管理に入る異常な状態が収束する。日本企業の信用度の向上を象徴する動きといえそうだ。

 シャープの経営危機が始まった2012年以降、メガバンクは融資額が多…

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2018/9/25 18:00日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO35726030V20C18A9MM8000/?nf=1