2018/9/26 19:59
https://www.j-cast.com/2018/09/26339627.html?p=all

名古屋市内のほとんどの公園トイレにトイレットペーパーがないことが市議会で取り上げられ、地元テレビでも報じられた。
理由はいろいろあるようだが、ネット上では、その是非を巡って様々な意見が出ている。
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公園にトイレットペーパーは必要か(写真はイメージ)

■ 費用のほか、利用者のマナーの問題も

「公衆トイレのトイレットペーパーは必要なのか、公園のトイレ巡り議論」。きっかけは、中京テレビが2018年9月25日、こんなタイトルの記事を配信したことだ。ヤフー・ニュースにも配信された。

名古屋市の緑地維持課にJ-CASTニュースが26日に聞いたところによると、東山動植物園などの有料施設を除いた市内の591公園にあるトイレ826棟のほとんどで、トイレットペーパーは置かれていない。
元々、公園が設置されたときからそうだという。

その理由の1つとしては、費用の問題が挙げられる。全国に20市ある政令指定都市について名古屋市が調べたところ、トイレの棟数が2番目に多い。このため、ペーパー補充などの手間がかかり、1棟年間3万円で計約2500万円の経費になるという。
もう1つが、利用者のマナーの問題だ。自分でペーパーを用意すれば済むとして、市では、必要性もないと判断した。

1994年の市議会で、ペーパーを置く試行をしてみたらどうかと提案され、比較的大きな3公園のトイレ9棟で実際に置いてみた。ところが、ロールごとペーパーを便器に突っ込んでトイレが詰まってしまったり、ペーパーが頻繁に盗まれ、ホルダーも壊されたりした。
その結果、現在では、3公園の一部でしかトイレットペーパーを置いていないそうだ。
とはいえ、ペーパーがないことで不便だと訴える声はあるらしい。

■ 市議会でも必要性めぐり論議

9月25日の市議会9月定例会では、自民党の松井良憲議員が議案外質問に立ち、公園トイレにペーパーはいるのではないかと市の考えをただした。

これに対し、市も、内外からの観光客の利便性や名古屋の魅力度アップを考えて、2019年度からいくつかの公園でトイレットペーパーを置く試行をしたいと答弁で明かした。

中京テレビの記事では、「名古屋は2年連続、魅力がないまちと評価されており、オリンピック開催を控える今、『公園のトイレにトイレットペーパーを常設して、観光客の印象を良くしてみては』という議論が起きている」と紹介している。

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