原発事故に伴う避難指示が解除されたことで、ことし7年ぶりに再開した福島県川俣町の小学校では、来年の春以降、児童が1人もいなくなる見通しになっていることがわかりました。町は、開校からわずか1年で休校の判断を迫られる形になりました。

去年春に避難指示が解除された川俣町の山木屋地区では、ことしの春、小中一貫校の「山木屋小学校・中学校」が7年ぶりに再開し、このうち小学校には5人の児童が通っています。

しかし、5人はいずれも小学6年生で来年春に卒業するうえ、来年春に小学校に入学する対象の2人の子どもについても、教育委員会の担当者が家族に聞いたところ、町外の小学校に入学させる意向を伝えられたということです。

また、現時点では、ほかの学年でも転入する予定の児童はいないということで、この小学校では、来年春に在籍する児童が1人もいなくなる見通しになりました。

このため町は、開校からわずか1年で休校の判断を迫られる形になりました。原発事故に伴う避難指示が解除され、地元で再開した小学校で、児童がいなくなる見通しになったのは初めてです。

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2018年9月27日 15時30分