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★☆★『“性秩序”を破壊、結婚制度を廃止して、家族を解体させる“LGBT優遇運動”』★☆★


“ジェンダーフリー運動”とは、「男らしさ」「女らしさ」を“否定”しようとする運動を言い、
“LGBT支援運動”とは、従来の「男女」2つの性を“否定”した「多様な性」を強要する運動をいう。


これらの根っこにあるのは“共産主義思想”であり、「私有財産」と「階級支配」のない社会で、
個人が「バラバラの個」として連帯(「国家に従属」)した“全体主義社会”であるとされる。

「性秩序の破壊」と「結婚制度の廃止」で、『家族』を“解体”して、新しい“共同社会”をつくり、
『国家』(=支配機構)を“死滅”させる。それがコンミューン主義としての共産主義の目標である。


“ジェンダーフリー運動”と“LGBT解放運動”には、共に「性秩序を破壊」して「家族を解体」し、
それによって「革命を醸成」する役割があり、これらは『共産主義革命の手段』として行われる。

 かつて、共産主義者はロシア革命後に、西欧先進国での共産革命を試みたが、
 彼らのいう 「家父長的権威主義的な家族」 と 「キリスト教の性道徳」 が “障壁” となった。

 そこで、まず 伝統的な 「性道徳を破壊」 して、近代的な 「家族を解体」 しよう と考えた。
 この試みは、 “ヴィルヘルム・ライヒ” と “フランクフルト学派” によって行われた。

 http://d.hatena.ne.jp/jjtaro_maru/20091023/1256254671 (CP3428)

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1917年ロシア共産革命によって政権を掌握した共産党・革命政府の施策は多くの抵抗に遭遇した。
ソ連政府はその原因を“家族”にあると考え、革命を成功させる為、「家族の絆を弱める」事とした。

『全女性の労働参加』で『家事』『育児』が“社会化”され、食事は共同食堂、育児は保育所となった。

   しかも、1934年頃になると、彼らが予想もしなかった有害現象が同時に進行していた。
   “家族解体”政策が「社会の安定と国家の防衛を脅かすもの」と認識され始めた。すなわち・・・


    @「家族」や「親子関係」が“弱まった”結果、「少年非行」が“急増”した。
      新聞はその報道で埋まり、彼らは住居に侵入し、掠奪・破壊し、抵抗者は殺戮した。
      汽車のなかで猥褻な歌を歌い続け、終わるまで乗客を降ろさなかった。
      学校は授業をさぼった生徒たちに包囲され、先生は殴られ、女性たちは襲われた。
   
    A「性の自由化」と「女性の解放」という壮大なスローガンは、強者と乱暴者を助け、
      弱者と内気な者を痛めつける事になった。何百万の少女達の生活がドンファンに、
      破壊され、何百万の子供たちが両親の揃った家庭を知らないことになった。
   
    B堕胎と離婚の濫用(1934年の離婚率は37%)の結果、『出生率』が“急減”した。
      それは共産主義国家にとって労働力と兵力の確保を脅かすものとなった。


こうして、1934年には国家はこの様な“混乱”の対策に精力を消耗する事に耐えられなくなった。
それは戦争に直面している国の「国力を破壊するもの」であった。これを是正するためには、
“社会の柱”(pillar of society)である『家族』を“再強化”する以外に方法はなかった。

   ※ニコラス・S・ティマシエフ(Timasheff) 論文『ロシアにおける家族廃止の試み』
   (N.W.Bell"A Modern Instrucion to the Family"1960 N.Y.Free Prees所収)による。
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