>>107

日本人は大麻を麻薬だとは認識していなかった。
しかし、GHQの命令により仕方なく禁止された。

第7回国会 衆議院厚生委員会議事録より抜粋 (原文通り)
https://sites.google.com/site/taimamondai/taima-kusa-mondai-kenshou-iin-kai-setsuritsu-shui-sho

終戦後、わが国が占領下に置かれている当時、占領軍当局の指示で、大麻の栽培を
制限するための法律を作れといわれたときは、私どもは、正直のところ異様な感じを
受けたのである。先方は、黒人の兵隊などが大麻から作った麻薬を好むので、
ということであったが、私どもは、なにかのまちがいではないかとすら思ったものである。

大麻の「麻」と麻薬の「麻」がたまたま同じ字なのでまちがえられたのかも知れない
などというじょうだんまで飛ばしていたのである。私たち素人がそう思ったばかりでなく、
厚生省の当局者も、わが国の大麻は、従来から国際的に麻薬植物扱いされていた
インド大麻とは毒性がちがうといって、その必要性にやや首をかしげていたようである。

しかし、占領中のことであるから、そういう疑問や反対がとおるわけもなく、まず、
ポツダム命令として、「大麻取締規則」(昭和二二年 厚生省・農林省令第一号)が
制定され、次いで、昭和二三年に、国会の議決を経た法律として大麻取締法が制定公布された。